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デンマーク・フィンランド・ノルウェー

2013年4月下旬-5月頭にかけ、北欧の主要都市を巡りました。最初はデンマーク コペンハーゲン近郊です。

空港のトイレのサインが綺麗だったのでパチリ。

 デンマーク。古い重厚な建築物がそこここに残っています。

建築家 ヨーン ウッツォンによるバウスヴェアの教会。外見は、光を取り込むため、複雑な形状ながら簡素なつくりになっています。

側廊のトップライトから落ちる光。

ハイサイドから降り注ぎ、静かに空間を包み込む光。

 ウッツォンは、オーストラリアのシドニーのオペラハウスの設計者として知られています。

その足で首都コペンハーゲンから電車で少しの、ルイジアナ美術館へ。広い敷地の中に小さな建物が、起伏に従い回廊のように繋がれています。柔らかい日差しに包まれてのランチタイムは幸せなひとときです。右も左も、みんな満たされた表情です。アメリカでの経験も含め、よい美術館には良い食事があると確信したのであります。

美術館から戻り、ホテル付近の運河沿いのレストランで夕食を。

デンマーク滞在後、陸路でスウェーデン ストックホルムへ。ストックホルムでは、ホテル グランドに滞在しました。

 玄関ドアを開けると、玄関ホールがあります。ベッドルームとバスルームをつなぐ廊下の役目や、クローゼットとしての役目も果たしており、窓の向こうは運河が広がります。

このホールがなければ、居心地や、空間の豊かさの質が大きく変わってくるのではないか?というほど、大切な役目を果たしていました。玄関のドアは重厚感のあるつくりです。

寝室の調度品

翌日、ラグナル・エストベリ設計のストックホルム市庁舎を見学の後、お土産を探しに、ガムラスタンを歩きました。

 

フィンランド一日目は、アルヴァ・アールトのヴィラ・マイレアを見学しました。

林の中に建物がひっそりと佇んでいます。その佇まいに、人と、自然との理想の関係を思いました。都市部は、人や建築物が大きく雄弁に見えますが、植栽や木々の中では人も建築物もその佇まいが控えめになり、調和して美しいです。

翌日は、グンナー アスプルンド 森の火葬場へ。5/1の首都ヘルシンキは、ちょうどメーデーのパレードの真っ最中でした。この日は、お店はどこも閉まっていましたが、そこに住む人と一緒にお祭りを楽しめたことは、旅の良い思い出になりました。