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地元の木材で家を建てる

浜松に住んでいると、林業がくらしのすぐ近くにあることに気づかされます。たとえば市の広報誌の年間予算に林業の項目があったり、山のふもとに今はずいぶん減ったと聞くものの、それなりの規模の材木屋さんがあったり。「海霞む家」では、浜松市で育った杉や桧を色々なところに使うことにしています。建物の骨格となる構造材が入ったというので、昨日天竜の加工工場へ見に行きました。

稼働している工場内部も見せていただきました。工場の入口は木材の入口、まず表面を平滑にする機械にむかえられ、幅広の(木の)通路にそっていくつものおおきな機械がならんでいます。

機械は正確に速く加工ができる一方で、わたしが訪れたときは3人、機械加工ではたちうちできない刻みを手によって行う大工さんがいて、そこだけ凛としながらもヒューマンな雰囲気がただよっていました。