8月末、 細長い住まいのスケール感を体感させていただきたく、京都の建築家、高橋勝さんが設計された住宅の内覧会にお邪魔しました。豊かな南東の緑地を室内に取り込む2階にリビングを配した住まいです。
ワンルームのLDKは、細長い建物の一部をはりだしたポケットのような空間があることで平面的な広がりを確保しつつ、たっぷりとした高さの、105ミリ角、455ミリピッチに垂木を配したあらわしの天井や、北側の連続高窓、最大限緑を取り込んだ開口は、建物の細長さを感じさせない広がりと奥行を生み出していて・・・ふと、伏見稲荷の連続した鳥居が生み出す奥行感や、富山の「瑞龍寺」の長い回廊部分に穿たれた規則的な開口を思い起こすのでした。
お施主さんがDIYされたという(仕上がりもとってもきれいでした!)ポーターズペイントの上品な色味もよかったです。
高岡山瑞龍寺の回廊
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