どんな住まいをつくっていますか?と聞かれると、
住まいとは「暮らしを営むための器」であり
具体的には「なるべく空間そのものに余計なものがない」ということでしょうか。
折角の家づくりで大切にしていることがそんなことなんて・・と拍子抜けしてしまうかもしれません。
日々のくらしは、雑多な「モノ」にあふれています。住まいには、そんな状態を受け入れられる懐の深さが必要ではないかと思うのです。 ハレとケどちらにも違和感のないたたずまい。たとえば立派な大理石のカウンターにカップ麺が置いてあることの違和感。すべてをおしゃれなもので埋め尽くさないといけないような、隙のない空間に対するうしろめたさ。
どんなものが転がっていても、なにかあっても、モノも人のココロもそこそこ受け入れてくれるどことなく寛容な感じ。
そんな想いが根底にあります。
そして、なるべく手仕事をなりわいとする地元の方たちと協働作業をしながら作っていきたいと考えています。
私はevam evaの服が大好きです。
特別、色や形やデザインで主張するわけではないのだけれど、ただただ大事につくられ、素材の良さが十分に活かされ、身にまとう人をも活かしてくれるような そんな不思議な力を持っているから。
家づくりもそんなふうにできたらな、と思うものです。
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