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堀部安嗣さん さとローグ

奥多摩で開催される 堀部安嗣さんと嶋田俊平さんの対談に参加してきました。

テーマは

「地方創生」


アピールポイントとなる部分は実は「誰も触れてほしくないこと」であるケースが多いこと

無人駅

人口700人

恥ずかしいから言わないでほしい

と当の本人が思っていることが

実はどこにも負けないアピールポイントだったり

 

絶景なのに地元の人はそれに気づいていなかったり

 

コンクリートの倉庫や養魚場跡など、一見すると負の要素と思われがちな存在が、新たに挿入されるものを引き立てたり、その逆(新しいものによって古いものが引き立てられ)が起こったり・・


建築で言えば

性能のよい幕の内弁当(バランスはよいが美味しいかというとそうでもない)と制約の少ないことで突き詰められる建築性(イカめし的なおいしさ)の魅力


人に例えると

短所があるからこそ長所が活きるような

生き物がその絶妙かバランスのなかで成り立つ唯一無二の存在であり

それを導き出す

あるいはそのことに気づく

という観点のお話が興味深かったです。

 

堀部さんの事務所OBの伊藤さんの丁寧な建築のご説明もとても良かった。

 

シナリオや図面や解説画なしで繰り広げられる1時間半の対談

長いどころか、もっと聞いていたいなぁ〜と思うような、年代問わず楽しめる

コミカルな会話のキャッチボール


週末に控える「森とすまいの会」のイベントのよいイメージづくりにもなりました。